突然ですが、久川凪の発言を誰が表現できるでしょうか。発言中におけるあまりにも多すぎてこれと張り合えるような二次創作が生み出せる気が起きません。
今更ではありますが発言の一部を添えて解説しましょう。
久川凪の発言の解説の前に今のところ分かっている久川凪のパーソナリティについて軽く触れてみましょう。
- 14歳、中学2年生、徳島出身
アイドルになる以前は家族で徳島に住んでました。確定ではないですが雰囲気的に父、母、凪、颯の4人家族と見て良いでしょう。父と母は徳島に残るため凪と颯は女子寮に住むことになります。
- (言うまでもないが)双子、妹は久川颯
この2人、年齢や身長体重などはほぼ同じですが性格や趣味が対照的です。対照性に関しては後の項で触れていくことにしますが、全体的にアウトドア派の颯に対し凪はインドア派であること程度を頭に入れておけば良いでしょう。
- 趣味：写真、ポエム、読書(新書)
カメラを嗜んでおり、よく写真を撮っているようです。主に颯を。 趣味にポエム、これは主に詠む側のようです。最近のマイブームはマンションポエム。マンション広告に使われているカッコつけセンテンスです。インドア 読書、が直接的に出ているコミュは未観測ですが全体的な語彙力はこれで底上げされているでしょう。凪節を可能にしている要因そのものです。颯が中学生相応な語彙力なのに対しある種大人をも凌駕し得る語彙力があると言えるでしょう。
...というように趣味として3点挙げられていますが、これでは微妙に足りません。もう3点ほど挙げましょう。
- おそらく趣味：ネットサーフィン、物件調査、颯の話
某りんごアイドルほど直接的にネットスラングを使うことは無いですが凪は確実にインターネットの住人です。
物件調査、インドア派それだけにしては度を超えているというレベルで間取りや立地に興味津々です。普段から情報を漁っていると見ています。
そして最後、妹の颯の話です。後述する颯の保護者かと思われるような発言、口を開けばはーちゃん、エトセトラ、エトセトラ。双子なのでっていうのもありますがかなりの頻度で颯の話をします。この事実がパーソナリティ性に含んでよいと思われるのでここに記述します。
- 独特すぎる言い回し
このブログを書くに至ったきっかけです。凪節とある界隈ではよばれるその独特な発言は読書によって得るもの、ポエムバトルで得るもの、インターネットレスバトルで得るもの多数のジャンルに渡っています。ここに記述されるのは文章やインターネット社会常識が稚拙な私ががんばって解説していくブログです。
さて、以下に示す画像19枚はデレステの2019年4月2日より開催の「LIVE Parade O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」のイベントコミュのオープニングにおける久川凪の発言をすべて抜粋したものです。
一度くらいは目を通したことがあるかもしれませんが少しずつ解説を入れているので順に見ていきましょう。
相変わらず、来るもの拒まず去る者おらずの門構えだな。
颯と凪がアイドル事務所の前でたむろしています。
どうやらPを探しているようです。「来るもの拒まず去る者追わず」のことわざは説明不要でしょう。ここでは微妙に改変して使われています。
通常のアイドル事務所では当然アイドルをやめる人もいるわけで、去る者がいないのはアイドルマスターシンデレラガールズのいわばコンテンツ上の特性としか言えません。しかし、初手でメタ発言です。侮れません。
久川凪はこちら側を見ています。
アットホームな職場というやつですか。 職場（ホーム）。ということは。
Pの部屋に案内しました。
信用できない求人ワードトップ常連の「アットホームな職場です」を引用してきます。ブラック企業であることを暗示していますね。
ちなみにデレステのいわゆるトップページは「ホーム」になっています。またメタ発言ですよ。恐ろしい子です。
あとボイスを聞くと分かりますがちゃんと「しょくばかっこほーむ」と発音します。メタい。
はーちゃんが衝撃の事実に気が付いたところで。 よろしくお願いします。なにを？
自分が2人のPであることを明かしました。2人とも一度は会ったことがあるはずですが(それぞれのメモリアルコミュ1を参照)、颯は忘れていて謝ります。
衝撃の事実っていう言い回し。なかなか普通じゃないです。
ちなみにPからの「よろしく。」に対し颯に「よろしくお願いします」の返答を欠いていた部分をしっかりフォローしています。頼もしい姉ですね。
オーディションの日から、楽しみで楽しみで、 はーちゃんは1日あたり平均9時間しか眠れませんでしたね。
デビューを告げます。
どう考えてもしっかり寝ていますが、これは凪的ジョーク。この頻度でジョーク飛ばされるとさすがにツッコミできません。
......適切にやっていきましょう。いろいろと。
はやる気持ちを抑えられない颯とは対照的な落ち着き様を見せています。Pの立場をわかりすぎています。もしや前世はPなのでは？
芸能界の闇を暴くため 一行は事務所の奥へと向かった......。
事務所をまずは案内します。
「芸能界の闇」とか言い出しましたよこの人。
また「我々一行はその謎を探るべくアマゾンの奥地へと向かった」を付け加えるのが流行っていましたが、この発言はそのオマージュであるとも取れます。久川凪は間違いなくTwitterをやっているといえます。
レッスンと特訓の違いとは？ 気の持ちようですか。
レッスンスタジオ。"アイドルマスターシンデレラガールズ"特有の問題ともとれる「レッスン」と「特訓」の違い。特訓は自分自身と向き合ったり云々の解釈があったり現にアニメや他の媒体では様々な表現手法でこの違いは描かれてきましたがそれを「気の持ちよう」と一蹴、恐ろしすぎてもう涙が出てきそうです。
カメラマンがいません。 なら、いまはただの部屋ですね。 また来ましょう。
撮影スタジオ。他の部屋にはない特殊な機材やセットエトセトラがあるはずですが凪はただの部屋と一蹴します。実際凪自体もカメラを嗜んでおりカメラマンがいさえすればどこでも撮影スタジオになるという含みなのか、そうではないのか。今後の新情報に期待しましょう。
支払いはPに。PPay。
カフェでナチュラルにPに奢らせにきます。 P〇yPayとかの電子決済ネタをいち早くとらえています。というか4月時点で始まって半年しか経ってないはずなのにネタ拾って披露するのが早すぎてびっくり横転しています。
実家のような安心感です。ホームシックにはまだ早い。
職場（ホーム）に戻ってきました。
「実家のような安心感」この頻度のネットミームにもはや驚かなくなりかけてきたところでしょうか。〇夢語録は別の子が担当してるみたいんご。
土地の少ない東京では、そのような部屋が多いと聞きます。トイレとお風呂は別が理想ですが、贅沢は言えません。
ユニット活動についての話を一瞬でユニットバスのボケにすり替えられました。その後の颯のツッコミもお手の物ですが、凪がいつの間にオーディションを受けている(と誤解されている)件については有り得ないくらい鮮やかな話題転換ではぐらかされています。
ついに、物件案内ですか？これは期待が高まりますね。
最後にある場所に案内します。
凪のパーソナリティを表現し得るテーマの一つ「物件」要素が飛び出しました。
おお......本当に物件でしたね。
本当に物件、つまりPが最後に案内したのは女子寮でした。
アイドル......想像していたよりも、普通の人ですね。
小日向美穂が出てきて一言。たしかに普通の人です。凪よりはよっぽど。
あとは間取りですね。部屋は間取りです。駅からの距離も大事ですが、やっぱり間取りです。
女子寮の間取りを真っ先に気にします。ちなみに普通の1Kです。(おそらくアニメに出てきたみくの部屋とかとイメージとしては同じと捉えてよいでしょう。)
よろしくしてやってください。
はーちゃんをよろしくしてもらうことしか考えてないですね完全に。デレぽの初回POSTでも似たようなことを言っていました。
凪は楽しかったです、思いのほか。 芸能界の闇は、見つかりませんでしたが。
芸能界の闇を徹頭徹尾探していたのでしょうか。 凪個人的にも楽しかったようです。主に女子寮を。
ゆーこちゃんは自覚がありませんね。 ママの役目を忘れてお買い物フィーバーとは。
この2人は母親のことをゆーこちゃんと呼びます。何故かは明らかになっていません。ちなみに堀裕子とはあまり関係がありません。 ママの役目を忘れていたゆーこちゃんに代わり保護者役を買っていたのは誰なのでしょうか。Pとする考え方もありますが、やはり最初から最後まで颯を気にかけていた凪と考えましょう。保護者への連絡を後回しにしたのは颯ですが。
凪は困惑、いやワクワクしています。 まずは......ゆーこちゃんを説得しなければ。
自然と「困惑」と「ワクワク」で韻を踏んできました。 ちなむとアイドル説得パートは第1話になります。これからの流れが楽しみになってきましたね。
というわけで解説を終了します。
ここまで凪の発言を解説しておいて結局何が言いたかったかというと、二次創作SSや漫画などに凪を登場させようと、凪を違和感なく発言で描画しようとするとめちゃくちゃしんどいよってことです。概ね半分程度スラングやポエミーな文章、颯の話題を使えばなんとなくそれっぽくなるんじゃないんですかね。適切にやっていきましょう。俺もやってるんだからさ。
O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! 第1話以降も解説出来たら解説します。
P.S.
このブログの文字数が5666字でした。タグなども文字に含んでいるとはいえ教養卒論の基準である5000字は優に超えています。
さて、現在午前8時過ぎ、教養卒論を放り投げて5000字超のブログを徹夜で書いてしまったろんだいさんの明日はいかに、もう今日だけど。というかこれが教養卒論じゃだめですか？
